ろくろ(2)

 土が乾ききらないうちに高台を削る。

 仕上げる作品の形や大きさに合わせて粘土を用意する。シッタ(削り台)を用意し、ろくろの天板の中心に粘土でしっかり固定する。

 作品を裏返しにして(写真)シッタにのせる。ろくろを回し中心をとってから、カンナで削る。千代造窯ではカンナ類は全て手作りだ。鉄板、竹、木、ステンレス、プラスチックなど様々な素材を使用する。道具は作品の形や大きさに合わせて作り、土のやわらかさ、土の個性、形によって削り具合も変える。土味を生かす仕上げの道具である。

 ろくろで仕上げた後、刷毛目、象嵌、化粧掛けなどを行う場合もある。

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