釉薬
 

素焼き

千代造窯では薪窯で素焼を行う。

小さい物や、砂気の多い物は、板の上に乗せ乾燥させる。

土にくせのあるものや、大皿は、室(むろ)に入れ、急な乾燥を避ける。特に大物は片乾きを避ける。

素焼は、品物の強度を増すとともに、釉薬を掛けやすくする為に行う。特に大物はなるべく容量の大きな窯で焼くことが大切だ。

あぶりで品物の水分を十分に抜かないと割れやヒビとうの原因となる。

釉薬

それぞれの窯元で、配合、割合を各自が試作工夫して作っている。

千代造窯では、なるべく津軽(地元)の材料を採取し使用している。

砂、木灰、モミ灰、赤土などを使い、試行錯誤の上に釉薬を作っている。組み合わせは千差万別だ。

たいていの物は鉄分が含まれ、還元時には鉄釉から青磁に、酸化時には黒鉄釉から黄磁となる。

岩石は、指で砕けるくらいの硬さで、それ以上に硬いものは機械の設備が必要だ。

 

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